• エンジニアN

クライアントがDHCPサーバからIPアドレスを取得するまでの流れをWiresharkで見てみた

更新日:6月1日

CCNAの勉強中、Wiresharkでどのような通信が起きているかを見ていました。

その中で、DHCPでIPアドレスを取得するときに発生するDHCPの各メッセージが面白いなと思ったので、表題の内容を記事にしてみました。


目的

クライアントのIPアドレス取得要求に対して、DHCP Discover ~ DHCP ACKの通信が発生していることを確認する。


目次

1.クライアントにDHCPの設定

2.WiresharkでDHCPの通信をフィルター

3.DHCPの通信を発生させるためにIPアドレスの解放を実施

4.DHCPの通信を発生させるためにIPアドレスの再取得を実施

5.DHCP Discover ~ DHCP ACKの簡単な処理内容


1.クライアントにDHCPの設定


・「ファイル名を指定して実行」を起動し、「ncpa.cpl」を入力して「OK」をクリックします。


・「ネットワーク接続」が表示されるので、「Wireshark」でキャプチャしたいインタフェースを右クリックして「プロパティ」をクリックします。(今回は「Ethernet0」です。)


・「Ethernet0のプロパティ」が表示されるので、「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。


・「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ」が表示されるので、「IPアドレスを自動的に取得する」のラジオボタンにチェックを入れ、「OK」をクリックします。


・「Ethernet0のプロパティ」に戻るので、「閉じる」をクリックします。


2.WiresharkでDHCPの通信をフィルター


・「Wireshark」を起動し、キャプチャしたいインタフェースをクリックします。(今回は「Ethernet0」です。)


・フィルターに「dhcp」と入力し、Enterを押下します。


3.DHCPの通信を発生させるためにIPアドレスの解放を実施


・「PowerShell」を管理者権限で起動し、「ipconfig /release」と入力して、Enterを押下します。


・「Wireshark」で「DHCP Release」が発生することを確認します。


4.DHCPの通信を発生させるためにIPアドレスの再取得を実施


・「PowerShell」で「ipconfig /renew」と入力して、Enterを押下します。

ここで、クライアントがDHCPサーバからIPアドレスを取得できていることが確認できますね。


・「Wireshark」で「DHCP Discover」 ~ 「DHCP ACK」が発生することを確認します。


実際に「Wireshark」でDHCPの各メッセージが発生していることが確認できました!

目的は、達成したためここで終了としてもよいのですが、最後にDHCPの各メッセージの簡単な処理内容を見て終わりにしましょう。


5.DHCP Discover ~ DHCP ACKの簡単な処理内容


※DHCPサーバのIPアドレスは「192.168.1.1」です。


・DHCP Discover(ブロードキャスト)

 →クライアントがDHCPサーバ探索をする。


・DHCP Offer(ユニキャスト)

 →DHCPサーバがクライアントにIPアドレスの提案(192.168.1.117)をする。


・DCHP Request(ブロードキャスト)

 →クライアントは、提案を受けたIPアドレスの払い出しをしてもらうよう、DHCPサーバに要求をする。


・DCHP ACK(ユニキャスト)

 →DHCPサーバはクライアントの要求に対し、IPアドレスの払い出しの承認をし、クライアントにIPアドレスを送信する。


クライアントからの送信は「ブロードキャスト」、DHCPサーバからの送信は「ユニキャスト」となっていますね。



今回は、DHCPでIPアドレスを取得する簡単な流れを見ていきました。

パケットの中身を深堀することはしませんでしたが、DHCPに関する通信が可視化されるだけで理解はすごく深まります。

ネットワークの理解がまだまだ未熟な私にとって、「Wireshark」のようなパケットキャプチャツールは勉強の助けになります。重宝しそうです。

閲覧数:648回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2022年も始まり、もう2月です。(明日の東京は雪予報) 今年に入ってから毎週のように採用の面談を行っています。 個別会社説明会とは名ばかりで、ざっくばらんに近況報告する会だとか、 意思疎通を確認するための真剣な選考とか。 応募してくれた皆さまありがとうございます。 めまぐるしいIT業界の中で、実直とか丁寧とか技術の基礎とか言い続ける小さな会社を 見つけて、興味を持っていただけたことに感謝していま