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【AIと考える】AIモデル・AIエージェント・スキル・ツールの関係をZedを例にわかりやすく整理

  • ccf代表
  • 1 日前
  • 読了時間: 5分

AIを使った開発環境では、最近よく「AIモデル」「AIエージェント」「スキル」「ツール」という言葉が出てきます。

ただ、これらは似ているようで役割が違います。特にZedのようなAI対応エディタを使うと、AIがコードを読んだり、ファイルを編集したり、ターミナルでコマンドを実行したりするため、「結局、何が何をしているのか」がわかりにくくなります。

この記事では、Zedを例にしながら、AIモデル・AIエージェント・スキル・ツールの関係を整理します。

実際にはコーディングだけなく、クラウドインフラを扱う上で、コマンドによるログ収集や取得したログの解析などといったインフラエンジニアにとっても、AIエージェントの恩恵を受ける場面は多くなっています。


まず結論

一言でいうと、次のように理解するとわかりやすいです。

AIモデルは考える。AIエージェントは動く。ツールは操作する。スキルは動き方を教える。

概念

たとえ

役割

AIモデル

頭脳

考える・理解する・文章やコードを生成する

AIエージェント

作業者

目的に向かって作業を進める

ツール

手足・道具

ファイル編集、検索、コマンド実行、ブラウザ操作などを行う

スキル

作業マニュアル

特定の仕事の進め方を教える


AIモデルとは

AIモデルとは、GPT、Claude、Gemini、ローカルLLMなどの「考える中核」です。

AIモデルは、文章を読んだり、コードを理解したり、次に何をすべきかを考えたり、回答を生成したりします。

ただし、AIモデル単体では、実際にファイルを書き換えたり、ターミナルでコマンドを実行したり、Chromeを開いたりすることはできません。AIモデルはあくまで「判断する頭脳」です。



AIエージェントとは

AIエージェントとは、AIモデルを使いながら、目的に向かって複数ステップの作業を進める仕組みです。

テストが落ちている原因を調べて、修正案を作ってください。

このとき、AIエージェントは、関連ファイルを探し、テスト設定を読み、テストコマンドを実行し、エラー内容を読み、原因を確認し、修正案を作り、必要に応じてファイルを編集します。

AIモデルだけなら「こう直せばよさそうです」と回答するだけです。しかしAIエージェントは、ファイルを読んだり、編集したり、コマンドを実行したりしながら作業を進められます。


ツールとは

ツールとは、AIエージェントが外の世界に働きかけるための手段です。

  • ファイルを読む

  • コードベースを検索する

  • ファイルを編集する

  • ターミナルでコマンドを実行する

  • エラー出力を読む

  • 外部ツールやMCPサーバーを使う

AIエージェントが「npm testを実行する」「ファイルを書き換える」「プロジェクト内を検索する」といったことができるのは、エージェントにツールが与えられているからです。


スキルとは

スキルとは、AIエージェントに渡す「作業マニュアル」や「専門手順書」のようなものです。

  • テスト駆動開発スキル

  • PRレビュー対応スキル

  • ドキュメント作成スキル

  • PDF処理スキル

  • 社内コーディング規約に沿った実装修正スキル

スキルは、エージェントに「この種類の仕事は、こういう順番で進めるとよい」と教えます。


スキルとツールは何が違うのか

ツールは「操作するための道具」です。スキルは「どう操作するかの手順」です。

状態

できること

ツールだけある

操作はできるが、進め方が毎回ぶれやすい

スキルだけある

手順はわかるが、実際に操作する手段がない

ツール + スキルがある

決まった手順で、実際の操作まで進められる


Chromeを開く、コマンドを打つ、という操作との関係

AIエージェントがターミナルでコマンドを打ったり、Chromeを開いたりできるのは、そうした操作を行うためのツールが接続されているからです。

Zedの中でターミナルコマンドを実行する場合は、エージェントがターミナル実行ツールを使います。一方、Chromeを開いてWebページを操作する場合は、ブラウザ操作ツールや外部のMCPツールなどが必要になります。

役割

担当すること

AIモデル

何をするべきか考える

AIエージェント

作業全体を進める

ツール

実際にコマンドを打つ、ファイルを読む、Chromeを操作する

スキル

作業の進め方を教える


Zedを例にした全体像

あなた
  ↓ 依頼する
Zed Agent
  ↓ AIモデルに考えさせる
AIモデル
  ↓ 次にやることを判断する
Zed Agent
  ↓ 必要なツールを使う
ファイル検索・編集・ターミナル実行・外部ツール
  ↓
結果をZed上でレビュー

具体例1:テストが落ちている原因を調べる

役割

実際にすること

AIモデル

エラー内容を理解し、原因や修正方針を考える

AIエージェント

調査から修正、再テストまでの流れを進める

ツール

ファイル検索、ファイル編集、npm testの実行を行う

スキル

テスト調査や修正の進め方を安定させる


具体例2:競合サイトの料金ページを調べる

役割

実際にすること

AIモデル

何を比較すべきか、どう整理すべきかを考える

AIエージェント

調査手順を進め、情報をまとめる

ツール

Chromeを開く、Webページを読む、必要な情報を取得する

スキル

Web調査の観点、表の作り方、出典の残し方を教える


まとめ

概念

一言でいうと

AIモデル

考える頭脳

AIエージェント

目的に向かって作業する実行役

ツール

外部を操作するための手段

スキル

作業のやり方を教えるマニュアル

AIモデルは考えるだけです。AIエージェントは、その考えを使って作業を進めます。ツールは、エージェントが実際に外部を操作するための手段です。スキルは、エージェントがより正しい手順で作業できるようにするための知識パッケージです。

ZedのようなAI対応エディタでは、この4つが組み合わさることで、AIが単に回答するだけでなく、コードを読み、編集し、コマンドを実行し、開発作業そのものを支援できるようになります。

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