Microsoft Connected Cache(MCC)で発生したエラーについて
- エンジニアD

- 3月16日
- 読了時間: 3分
1月に、弊社で運用していた Microsoft Connected Cache(以下 MCC) が、突然機能しなくなる事象が発生しました。
具体的な症状は以下のとおりです。
[発生した事象]
・Connected Cache 経由で 更新プログラムがダウンロードされない
・Azure ポータル上の MCC 管理画面では、状態が 【Healthy】のまま
・管理画面上からは異常を判断できない
サーバ自体は起動しており、
OS の再起動や手動再起動を行った形跡もありませんでした。
「なぜ。。。?」
正直なところ、最初は原因の見当がまったくつきませんでした。
インターネット上でも情報を探してみましたが、同様の事例は見つからず。
そのため最終的に Microsoft サポート様へ問い合わせを行いました。
回答を要約した内容が以下です。
[Microsoftサポート様の回答]
弊社で作成をしたキャッシュ ノードは、GA (一般公開) 前に Azure Portal で最初に作成したためプレビュー リリースを使用されていたことが原因でエラーが発生。
プレビュー リリース バージョンには、UID の取り扱いについての修正を含むコンテナー バージョン v2.0.0.2112_e と互換性がないとのことです。
また、プレビュー リリースのキャッシュ ノードは GA へ移行するために再デプロイが必要。
なるほど。互換性が原因か。。。
互換性による不具合は知識としては理解していましたが、
実際に自分の環境で発生したのは初めてだったため、正直かなり驚きました。
動いていたものが当然停止するなんてことはこれまでなかったので。
また、MCC の管理画面上には 警告表示が出ていたにもかかわらず、
深く確認せずに運用を続けてしまっていた点も反省点です。
「警告が出ているうちに対応しておくべきだった」と、改めて痛感しました。
今回の経験は、今後の運用改善にしっかり活かしていきたいと思います。
しかも後から気づいたのですが、Microsoftの公式より事前にアナウンスされていました。
以下引用です。
"""
GAコンテナリリースv2.0.0.2119_e
2025年11月17日リリース
このリリースは、2025年11月17日から高速リング上のすべてのGAキャッシュノードにロールアップを開始する新しいConnected Cacheコンテナバージョンで構成されています。スローリング上に設定されたGAキャッシュノードについては、このコンテナバージョンが2026年1月6日から展開されます。この更新を受け取るためにGAキャッシュノードには何のアクションも必要ありません。
パブリックプレビューリリース上のキャッシュノードは、この新しいコンテナバージョンを受け取るためにGAリリースに移行する必要があります。
"""
引用元:
私自身が調査した内容も備忘録としてまとめておきます。
[調査過程でわかったこと]
・1月16日にMCCが原因不明で再構築
・OSの再起動等は発生していない
・UIDが変化している
・新しいコンテナは旧コンテナが作成したファイルへの権限がない
・ngixが起動していないため、MCCも起動不可
・Azureの管理画面では、【Healthy】の状態
[おわりに]
Azure ポータル上で 「Healthy」表示だからといって安心できないということを、身をもって学びました。
MCC を プレビュー版から利用している環境では、GA 版への移行状況や警告表示を今一度確認することをおすすめします。


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