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VSCodeローカルからOrcaへ。AI Office開発環境をサーバ化した話(その2)

執筆者の写真: Takashi Kuwbara
Takashi Kuwbara
13 分前
読了時間: 2分

前回の記事では、WindowsのVSCodeローカルで動かしていたAI Office開発環境を、Orcaを使ってLinuxサーバ側へ移した話を書きました。


Claude CodeやCodex、Officeファイルを生成するためのPython処理など、多くの部分はLinux側へ移せました。

ただ、最後までどうしてもLinuxだけでは完結できないものが残りました。


Microsoft Officeそのものです。


PowerPointやWord、Excelのファイルを作るだけなら、Linux上のPythonでもかなりのことができます。

ですが、私がやりたかったのは、

「ファイルが生成できたから完成」

ではありませんでした。

例えばPowerPointなら、

  • 文字が途中で切れていないか

  • 図形や表が重なっていないか

  • 不自然な改行がないか

  • 実際にPowerPointで開いたときにレイアウトが崩れていないか

といったところまで確認したい。


Wordでも、目次やフィールドを更新したうえで、実際にWordからPDFを出力し、ページ単位で見た目を確認したい。

今回の環境では、こうしたMicrosoft Office自身を使った実レンダリングや更新処理は、Windows側のQA工程として分離しています。

そこで考えたのが、

「LinuxにOfficeを持ってくるのではなく、Officeが必要なときだけWindowsを呼べばいい」

という構成でした。


Windowsを「Office実行装置」として使う

Windows側に任せる役割は、できるだけ限定しました。

Windowsで行うのは、

  • PowerPointを実際に開く

  • Wordの目次やフィールドを更新する

  • Microsoft Officeでレンダリングする

  • PNGやPDFを生成する

  • 結果をLinux側へ返す

といった、決められた処理です。

AIによる判断やワークフロー全体の制御は、Linux側に残します。


つまりWindowsは、

「Microsoft Officeを実行するための外部実行エンジン」

という位置付けです。


PowerPointではLinux側からランチャーを起動し、Windows上のOffice COMでスライドを画像化します。Wordも同様に、Windows側でTOC/Fields更新やPDF・ページ画像生成を行う構成です。


構成をざっくり表すと、こんなイメージです。


ここでポイントなのは、Windows側にAIを常駐させていないことです。


実は最初は、Windows側のCodexへ処理を渡してました。


ただ、そこから構成を見直していくうちに、

「この処理、Windows側のCodexで必要なのか?」

という疑問が出てきました。


次は、そのあたりの話を書きます。


~~その3へ~~




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